長福寺

長福寺(ちょうふくじ)

寺伝によると奈良時代に聖武天皇の命令により行基が開創したと伝えられています。寺域一帯だけは年輪を重ねた老樹や竹林が生い茂っていて、静かなところです。
寺伝には推古朝の創建で「国家安穏福徳増長」を毘沙門天に祈願したことから、長福寺と名づけられたとあります。鎌倉時代には実詮(じっせん)律師が再建し中興しました。現在の本堂はそのときのもので、柱や長押(なげし)上の欄間板には三千仏図や天女図が、内陣四天柱には仏菩薩図や仏来迎図が極彩色で描かれています。また、寺宝の金銅能作生塔(こんどうのうさしょうとう)は、鎌倉時代後期の代表的な金工作品として国宝に指定されています。

[ 重要文化財 ]
長福寺本堂

[ 国宝 ]
金剛能作生塔(こんどうのうさしょうとう)

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基本情報

住所 奈良県生駒市俵口841

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TEL 0743-73-2563
アクセス 近鉄奈良線「生駒駅」から奈良交通バス「俵口阪奈中央病院」下車。